自己破産すると財産を失うのか

自己破産すれば何もかも失ってしまうのでしょうか?

 

自己破産は多額の借金をしてしまい支払能力が無いと裁判所が認めた場合の手続きです。

 

裁判所では何のために借りたお金なのか、どのような事情があったのかなどを調査します。裁判所が個人に対して借金を返済することは無理という判断をして破産宣告を下されます。借金は支払わなくてもいいということになります。

 

それまで月々に多額の支払をしていた債務者であれば経済的にも精神的にも非常に楽になる上に配偶者や子供、兄弟などが支払う義務もないです。取り立てで気苦労を感じていたとしてもそこから解放されるのです。

 

弁護士や司法書士に対して法律的な手段を依頼するとその時点で取り立ては無くなります。

 

しかしいいことばかりではありませんd。一度自己破産したらその後7年は自己破産出来ません。5〜7年は銀行で借金が出来ません。もちろんクレジットカードを作ることも不可です。

 

自己破産をすると財産はどうなるの?無くなるの?

 

不動産などの価値の大きい資産がある場合、売却しなければなりません。債務者の生活を脅かさない程度の生活費を除いた財産などを見積もり、お金を貸した側、キャッシング会社、クレジット会社に対して支払われます。

 

細かく言えば毎日の生活で必要なや冷蔵庫やテレビは、そのまま持っていることが出来ます。自己破産した後の給料を差し押さえられることもないので心配いりません。

 

自己破産が決定するまでキャッシング会社への返済は支払わなければいけないですか?

 

破産宣告を弁護士にお願いしたら、その後はその弁護士さんを通じて相手の方に連絡してもらいます。その時点より支払いはしません。してしまうと逆に自己破産が認められなくなってしまいます。1円でも支払ってはいけません。

 

申し立てをして半年かかる人もいれば一年で確定した人もいますので期間は人それぞれです。

 

多重債務によりお金の支払いが出来なくなってしまった・・
あまりに借金が膨れてしまい返せない・・
本当に本当に返せない・・

 

事業の失敗やリストラによってやむをえず借金をした方もたくさんいらっしゃいます。いくつものキャッシンぐ会社や消費者金融で重ねて借りるつもりは無くてもあっという間に借入が多くなって自殺を考えてしまう方も実際にはいるのです。

 

借りたものは最後には相手には返さなくてはなりません。

 

しかし本当に本当に返せなくなってしまって、最後の対策として自己破産という方法があります。破産宣告をして自己破産で人生をやり直したいと思うのです。

 

自己破産のデメリット

 

自己破産は、一瞬にして膨大な借金がチャラになる一見すると夢のようなシステムですが、デメリットもいろいろとあります。

 

貯蓄や車、家などの財産があれば全て処分される事となります。
株券や生命保険の解約還付金なども対象になります。
資産と呼べるものは全て失う事になりますのでプラスもマイナスも、ゼロから人生を再スタートさせなければなりません。

 

また、自己破産すると個人信用情報のリストに名前が載るので、一定期間過ぎて名前が消えるまで新たな借り入れをしたりローンを組むのが困難になります。

 

それから、お金を借り入れた時に保証人を立てていると多大な迷惑を掛ける事になります。
借りた本人が自己破産すれば、借金は保証人が返済するよう法律で定められているのです。
保証人になってくれた人はそれを承知の上での事のはずですが、人として心苦しい事に違いはありませんよね。
保証人を立てている場合、一人で自己破産を決めず、保証人の方にも相談しましょう。

 

借金苦で苦しむ人を救済する為に、国が法的に認めてくれいる自己破産。

 

この制度を利用する事で、借金苦で悩む人が、借金問題を解決して第二の人生を進む事ができるよう、法律で守られている制度ですが自己破産を利用した者には、それ相当のデメリットがあります。

 

以下に、そのデメリットを紹介してみますと

 

・財産の没収
 ※特にマイホームやマイカー等、生活に必要または便利な財産が一気に無くなる。
・連帯保証人が代弁して返済する=保証人に迷惑がかかる
・官報に記載され、自己破産が公になる
・自己破産後、7年間は再び自己破産が出来ない
・破産管財人による郵便物の管理が始まり、プライバシーがなくなる
・最大10年間、金融機関からの融資が降りない。=クレジットカードが作れない

 

と、借金の返済義務が無くなる代わりに、それなりの代償を覚悟しなくてはなりません。

 

特に金融機関からの融資が降りなくなると、マイホームのローンも組めないしクレジットカードも作れなくなると、様々な部分で不憫な思いをしてしまいます。

 

また、自己破産をしても、借金は帳消しになるのではなくて、返済義務がなくなるだけです。

 

借金は残ったままで、返済しなければ、信用情報機関に「債務整理者」として事故情報登録をされたままになります。 

 

この状態が世間でいう「ブラックリストに載る」という事になり、ますます不利になります。

 

以上、自己破産のデメリットをよく把握した上で、本当に自己破産する必要があるのか熟考してから、するしないの判断を下す事をおススメします。

自己破産は借金を踏み倒すことは出来るのか?

 

借りたお金を踏み倒す事は出来るのか?という発想から消費者金融等で借りたお金を返済しないで済む方法はないのだろうかと、知恵を振り絞ろうとする人がいますが、非常に危険な考え方だと思います。

 

確かに、消費者金融で借りたお金を返済せずに「時効の援用」を用いて債務消滅という手段を用いる事があります。これは、『時効によって、借金の返済義務が無くなる事』にはなりますが借金自体は残った状態になります。
決して、借金が帳消しになるわけではありません。

 

また、債務者本人が、時効を狙って踏み倒しをしようとしても、貸した側も債務者が返済する意思無しと判断した場合、債権回収代行業者に債権譲渡していわゆる「取立屋」のような輩が、債務者に取立に来ます。

 

もしくは、支払を踏み倒そうと返済を滞らせても、時効が成立するまでの間財産の差し押さえをするべく、さまざまな法的手段をとるはずです。

 

もしそうなってしまったら、債務者の社会的信用度が低下して、金銭的な損害以上の、多大な損害を被ってしまう事が想定されます。

 

返済が出来なくて、どうしようもなくなったら、自己破産という手段しか残されていないのですが、消費者金融等で作ってしまった借金であれば数百万円になることもあると思います。

 

自己破産は法律できちんと定められた借金をチャラにする方法です。
本気で踏み倒そうと思っているなら財産を失いますが自己破産という方法があるのです。